オブジェ制作みたいなお菓子調理でした。
バウムクーヘン(Baumkuchen)は、紀元前から作られてきたとされているドイツ発祥の伝統菓子です。 日本で初めて一般の人たちにお目見えしたのが1919年3月4日。それにちなんで3月4日は「バームクーヘンの日」とされているそうです。 私も子供の頃から大好きなお菓子でしたが、渦巻きみたいな年輪みたいな模様をどうやって作るか不思議に感じていたものです。
このごろは家庭でも、このドイツの伝統スイーツを調理する方が沢山いらっしゃるようで、 ホットケーキミックスを利用するなどして、手軽に楽しんでおられるみたいですね。 そこで私も、ティファールウォックパンを使った「なんちゃってバウムクーヘン」づくりに挑戦してみました。 図画工作と言うか、まるでオブジェ製作をしているようで楽しかったです。凄いカンジになっちゃいましたが(汗)。
ラップの芯(筒)にアルミホイルを巻きつけて、生地を巻きつけるための芯を作りました。ちょっと太過ぎたかも。笑。 アルミホイルには、後から抜き取りやすいように軽くサラダを油を塗っておきました。
(生地について)
ホットケーキミックス200g、卵2個、牛乳150cc、溶かしマーガリン(バターが家に無かった)です。
普通に焼く場合、卵は1個で充分なのですが、濃厚感を出したかったので多めに加えてみました。
@ サラダ油を引いて予熱完了したウォックパンに生地を流し込みます。
A 厚みは薄目で。焼けてきたら、芯にクルクルと巻き付けていきます。
B 新しい生地を焼いてそれを芯に巻き付けます。ちなみに弱火です。
上記のような作業を何度か繰り返します。玉子焼きを作る時の要領と似ています。 と言っても、へっぽこ自炊男子のワタクシは、玉子焼きなんて一度も作った経験がありませんが。汗。 生地は本来は両面焼くほうが望ましいかもしれませんが、今回は片面のみ焼いています。 弱火でじっくりと時間をかけて調理しているので、充分中まで熱と火が通ると思いました。
すべての生地を焼いて巻き付けたら、かなりの大きさ、かなりの重さになりました。 直立させて両側面を焼き終えたら、T-Falウォックパンでの作業は終了です。
芯はスポッと簡単に抜き取る事が出来ました。穴がしっかりと貫通していますよね。 端を切り落としてみると、バウムクーヘンぽい年輪模様が形成されていました。 どうやら生地を厚く焼き過ぎたようです。もっと薄く延ばしても良かったみたいですね。 それからカタチが不恰好。厚みが不均一です。巻き方にもコツがある事が今回作ってみて分かりました。
とりあえずこれで出来上がり。
ちょっとおめかししてみようとパウダーシュガーでコーティングしてみました。
バウムクーヘンぽく・・・見えますよね?ね?ね?
いつものホットケーキとそんなに違わない味でしたが、 重ね巻きをしている事で食感が異なり楽しめました。 それから平べったく焼いたパンケーキは、冷めてしまうと固くなってしまい、パサパサして美味しさが半減してしまう場合が多いのですが、 この「バームクーヘン風」は、冷ましてしばらく置いた方がしっとり感が出て美味しかったです。
初めてのバウムクーヘン(風)クッキング。工作気分でとっても楽しかったけど勝手が分からず手こずりました。 そして、体験してみて幾つかの工夫すべき点に気付きました。 これらをなんとかしてコツを掴めば、もっと上手に焼く事が出来るのではないかと思いました。
@ 芯を細くして穴の口径を調節すべきでは?
A 生地を若干緩めにしても良いのでは?
B もっと薄く焼くと多層の年輪になるのでは?
C 1枚巻くごとに芯をウォックパンから取り出し、
薄く広く延ばして焼けば、生地の厚みを均一にしやすいのでは?
5重くらいしか巻いていませんからねー。もっと薄くして重ねないと立派な年輪になりません。また、味にも少なからず影響を与えていると思いますので、今後作る機会があった時にはもっと巻きたいですね。
それと、なんとなく予感していたのですが、ウォックパンの場合、生地が円形になるので巻き取って重ねていくと、どうしても厚みが不均一になりがちなんですよね。フライパンみたいな「円形」よりも、やはり玉子焼き器みたく「四角形」の調理器具のほうが、バウムクーヘン作りには向いているのでしょう。
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