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ミートソースをルーミックで。

夕食、少なくとも週に一度はミートソースもしくはナポリタンのスパゲティーです。

調理頻度が高い理由は、好きだからと言う事もありますが、実はレトルトを温めているだけ、という事実から導き出される答えは、もちろん「めんどくさいから」(笑)。手作りじゃないんです。晩になるとどうしても疲れが出てきて、楽をしたくなってしまうんです。タマネギやピーマンなどの野菜類やベーコンを炒めて加えてみたり、パセリ、バジル、チーズを振りかけてみたりなど、そのくらいのアレンジはしますが。また、「安く済むから」というのも大きな理由ですね。大盛りサイズが1袋100円以下で売っています。リーズナブルなんです。

ところで、ルーミックっちゅう調味料が随分と昔から気になっていまして。

スーパーマーケットで買い物している時、いつも何気に目に付いて興味を持っていました。機会があれば試してみたいと思っていたんです。そこで今宵は、ルーミックをフィーチャーしてミートソース・スパゲティーを手作りしてみました。

肉を多めにして、ボロネーゼっぽさを; 狙ったりしてみました。

ウォックパンにやや多めにオリーブオイルを引いて予熱。そして、タマネギ1/2個&ニンジン1/2個を、さいばしの手を止めずに弱火で。今宵のBGM、ビヨークの4曲分以上は続けていたので、15分間前後は経過したと思います。イタリアンの「ソフリット」みたいなものを作りたかったんです。本来はペースト状になるくらい炒めるというか煮詰めていくのでしょうが、まだまだそれには程遠い状態(もっと細かく微塵切りにしておくべきでした。あは。)。でもルーミックを使う事ですし、これ以上時間を掛けられなかったので、このくらいにしておきました。

アイスランドのBJORK。真のユニーク。

牛豚合い挽きミンチ300g、タマネギ1/2個、ピーマン1個を順次投入して、中火で炒めました。
タマネギは大き目の微塵切りにして、食感を楽しめるようにしています。

そしてお待ちかねの、味の素のルーミックを投入!!
どんな感じになるのかな。(ノ´∀`*)ワクワク。

おお。カレー粉みたい。もしくは焼きそばの粉末ソースみたい。

ルーミックの品名は「ミートソース用調味料」です。小麦粉、トマトペースト、香辛料、粉末ウスターソースの他、洋風料理っぽくなりそうな材料が配合されています。今回調理して食べてみたところ、ウスターソース系のコクや風味がよく効いているように感じました。私は平素、ウスターやトンカツソースの類は家では全く使わないのですが、この風味を好む日本人が多いのでしょうね。個人的に注目すべき材料は「粉末しょうゆ」です。隠し味的な役割を果たしているのでしょう。まさに日本的な発想の調味料です。

水を加えながらルーミックを溶かしてウォックパンの食材に混ぜていきます。

かなりの弱火になっています。ここでトマトピューレを加えました。スペイン産の完熟トマトが5個凝縮されているそうです。そう言えばつい最近、トマトのゲノム(遺伝情報)の全ての解読に成功したとの事。品種改良に役立てるそうですが、ジャガイモやピーマンの品種改良などにも応用が効くそうですよ。

缶詰のマッシュルームを加えて、しばらく超弱火でコトコト煮込みました。焦げ付かないように混ぜながら行いました。余談ですが、木製しゃもじを使ったのはイマイチでした。と言うのもですね、後から中性洗剤で念入りに洗っても匂いが染み込んでしまってなかなか取れないんです。これはウォックパンにも言える事ですが、トマト系ソースは匂いが落ちにくいです。特に今回はオリーブオイルも使っている事もあり、なおさら頑固だった気がします。

いったん火を止めてしばし休憩。そして、スパゲティーを電子レンジで茹で始めると共に、再びティファール・ウィックパンを火(かなりの弱火)にかけました。美味しそうな色になってきました。トーゼンこれはウマイでしょう。

(`・ω・´)オシッ!! 食うど〜。

パセリ&バジル、タバスコ、そして、とろける粉チーズをかけて食しました。迫力とボリュームがあってこってりしていて、食べ応えがあるミートソースでしたね。口の中でミンチのカタチや重さ、そしてジューシーな風味がはっきりと分かり「肉食ってる感」を凄く味わえました。さすがミンチ300gです。
(註:ワタクシひとりでたいらげました。)

ミートソース・スパゲティーの元ネタは、おそらくイタリア・ボローニャ地方の郷土料理であるボロネーゼですよね。近年日本では、イタリアンのカジュアル化によって、「ボロネーゼ」というメニュー名で提供しているレストランを見かけるようになりましたが、ボロネーゼって本来は、肉をおいしく食べるための料理みたいですね。なので、やっぱり主役の肉がガツンとこないと駄目だと思う訳です。ボロネーゼ的には。そういった意味において、今宵のミートソース・スパは、結構イイ線いっているのではと感じました。あくまで「なんちゃってボロネーゼ」としてね。

肉と同様に、タマネギやマッシュルームといった野菜類も、はっきりとした歯ごたえと味があって楽しかったです。そしてソース。先ほど少し書きましたが、ウスターソース系としょうゆが混ざったようなコクの深さやこってり感があって、「おお、なるほど。これがルーミックらしさかな」と思いました。私も含めていかにも日本人が好きそうな洋食風味ですなあ。今回は、ソフリットではありませんが簡単ながらも下ごしらえをしていますし、トマトピューレなども加えているので、それなりに複合的で豊かな味わいがありましたが、ルーミックは存在感ありますね〜。

それと、もうちょっと上等なスパゲティーを使うべきだったなかなあと。いつもながらのお買い得・超廉価スパゲティーを食べたんですけど、ミートソースに完全に負けていて、「ソースが絡む」ではなくして「ソースに絡まれている」といった状態で(爆)、役不足感が否めなかったです。せっかくソースがパワフルで美味しく仕上がったのだから、そのパワーを受け止められるくらいの旨いスパゲティーで食たかったです。

お米みたくパスタも選ばなきゃね・・・・ってところでしょうか。たまには。
そもそも、お米も全くこだわりが無いんですけどね。

なお、ミートソース作りにおいて、深型のフライパン(炒め鍋・洋風中華なべ)であるt-falウォックパンは、炒める・煮込むといった作業を行なう上で、とても調理しやすくて適していると感じました。たっぷりと作りたい時などにも、普通のフライパンと比べて便利ではないでしょうか。

2012.6

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